【涼香】28.令和の米騒動!「モツト セクシーニ サセロ アレヲ ツカエ」

小説

セクシー大臣の「米2000円」発言は、癒着団体の逆鱗に触れた。「忖度しません!」という彼の言葉は、まるで導火線に火をつけたかのように、農業利権の癒着団体を激怒させた。

団体は、農民や国民から搾取してきた莫大な資金を投じ、反撃を開始。

テレビでは「米はサンドイッチより安い!ハンバーガーより安い!これが適正価格!」とCMで連呼し、

新聞には「団体は儲け主義ではない!赤字で頑張っている」と主張する教授陣の寄稿が並んだ。

しかし、東京の超一等地にそびえる癒着団体の超高層ビルは、その主張を笑いものにしていた。

SNSでは「儲け主義ではない?あのビル見て言えよ!」「これは酷い」などと、コメントが殺到していた。

セクシー大臣は忖度せず米を流通させたことで支持率が上がったが、癒着団体の策略は多岐に及ぶものだった。

匿名掲示板には工作員が送り込まれ、「農業団体を批判している奴らは低能。馬鹿。」と書き込みが溢れ、

インフルエンサーや教授たちが結託して「団体は悪くない!」と喧伝。

だが、国民の目はごまかせなかった。「小麦や食パンと比べろよ、卑怯者!」「工作乙」と、批判が噴出していた。

一方、涼香は、風呂の戦場に立たされていた。彼女の心は、老婆の手によって操られつつあった。

かつて貧しい兼業農家だった老婆は、知識も力もないまま癒着団体に搾取され、飼いならされてきた過去を持つ。

老婆にとって、団体は神にも等しい存在だった。涼香をコメ風呂の舞台に立たせたのも、老婆の忠誠心とマインドコントロールの結果だった。

涼香が身体を洗う中、老婆のもとに団体から電報が届いた。「モツト セクシーニ サセロ アレヲ ツカエ」。

彼女の皺だらけの手が電報を握りつぶし、目は不気味に光った。「団体様の仰せの通りに。あの憎き大臣め。そっちがセクシーなら、こっちもセクシーで対抗じゃ…涼香ちゃんには頑張ってもらわんとな…」

老婆は静かに頷き、涼香を次の羞恥へと導く準備を始めた。

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