スタジオに立つ涼香の番がやってきた。

タイトなヨガ服に包まれた彼女は、羞恥と不安で足が震えていた。
インストラクターが「まずは木のポーズからだよ!」と指示するが、片足を上げてバランスを取ろうとした瞬間、ふらつき、「うっ…」と声が漏れる。

次にダウンドッグを試みるも、背中が伸びず膝が曲がったまま固まり、戦士のポーズではよろめいてしまう。
スタッフから笑い声が漏れ、涼香の顔は真っ赤に。「恥ずかしい…できない…」と心が縮こまる。

講師が厳しく指摘した。「涼香、チガウヨ!全然チガウヨ、ソウジャナイヨ!」

「涼香、逆立チハシナクテイイヨ」と次々にダメ出し。
彩乃のように足を開けない涼香は、劣等感で胸が締め付けられる。

講師は「ジャア、練習シテアゲルヨ。ユックリネ」と優しく手を差し伸べ、彼女を導いた。

徐々に体が温まり、開脚の練習を重ねるうちに、涼香の関節がほぐれ、

「あと少しで…」と希望が見えた。

だが、負けたくないという闘志が暴走し、力を入れすぎたその瞬間、「ぎゃあああ!」と悲鳴を上げ、腰に鋭い痛みが走った。
講師は呆れた声で「ユックリッテイッタデショ!」と叱責。
彩乃の完璧なポーズが勝敗を決め、番組は終了となった。
スタジオは静まり、涼香は床にうずくまった。米騒動の屈辱と「いつもの白いごはん」を失った切なさが、腰痛と共に彼女を襲う。
終了後、講師が近づき、
「治療シテアゲルヨ。ファイヤーマッサージヨ」と提案。

お香に火がつき、異様な香りが漂う中、講師の手が涼香へ。だが、なぜか胸に手が伸び、軽く揉まれる感覚に彼女は驚いた。

しかしスタミナはすでに尽き、腰の痛みで抵抗できず、「何…これ…」と呟くだけ。
子分が怪訝そうに「なんですかこのマッサージ…」と呟くと、
田中がニヤリと笑い、「経済が急成長していると変なものが流行るんだよ。日本のバブル期もそうだった」と解説。

胸を揉まれ、股間に違和感を感じながら、涼香は負けを実感した。
「死にたい…」
と小さくつぶやく。
田中が慌てて「あーー涼香、それを言っちゃあおしまいよ!おい子分、涼香を入院させろ。」と指示。
子分が「かしこまりぃー!」と元気よく応じ、スタジオは混乱の中、幕を閉じた。
田中「涼香はしばらく使えないなー・・どうするかな・・オーディションでも開催するか」


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