ギガが水鉄砲を取り出し、次郎を狙って撃った。
「HAHAHA!!ブッカケ!!」

「ぎゃあああああああああああああああ!」
と叫びながら、次郎は水まみれに。
ギガは
「HAHAHA!!」
と笑い、そのままカメラにも水鉄砲を向けて水を飛ばした。
「ブッカケ!!」

田中は飛び上がり、
「やめろー!機材が壊れる!」
と叫んだが、
配信コメントは
「笑える!」
「BUKKAKE!」
と各国の視聴者から反響。
田中は歯噛みしながらも、多くの視聴者が盛り上がる現状に複雑な表情を浮かべた。
「やばいぞこいつ・・」
水遊びに飽きたギガは
「Alright, let’s rock this show!」
と叫び、即興のダンスを始めた。

その勢いのまま、彼女はスタジオに置かれた白いマットに土足で飛び乗り、軽快に踊り続けた。カウボーイハットが揺れ、緑のビキニが動きに合わせて彩る中、異様なパフォーマンスが加速した。

田中は目を剥き、「あああ!土足で上がりやがったこいつ!」と叫び、スタッフに振り向いた。
「Ohhh~! Look at me, baby~! Are you ready for some fun?」
(私を見て、ベイビー~!楽しむ準備はいい?)

なんとギガは、自ら股間を擦り始めた。
「Oh yeah oh yeah!」

「やばいやばい!気をつけろお前ら、いくら規制の緩い配信サイトとはいえ、規制が無いわけじゃないからな。配信BANされたら終わりだ!この女は何するかわからんぞ!ちゃんと仕切れよ!これはオーディションだぞ!」と慌てて指示を飛ばした。
徐々に彼女は恍惚の表情に
「Ah……….」
スタッフは右往左往し、カメラマンが慌ててレンズを調整する中、田中の額に汗がにじんだ。
次郎は謝りながらもなんとか場を収めようと、
「ギガ!じゃあ、ブラ!ブラをずらして!色っぽく!」と声を張った。
ギガはニヤリと笑い、
「Bra? Oh you like it? Sure!」と英語で応じ、立ち上がる

そして、するりと一瞬でブラを脱ぐ!

次郎「おわあああああああああ!!??恥ずかしくないの!?」
————————–
監禁病棟での読書を終えた涼香は、近くに立つ監護士に尋ねた。
「ねえ、農政トライアングルって知ってる?」
独特な表情の男は、冷ややかに鼻を鳴らし、薄い笑みを浮かべた。
「知ってるぞ。2ちゃんねるに昔から貼られてた図だ」
その言葉に、涼香は少し驚きつつも興味を深めた。
監護士は続けた。
「農水省と農業団体と、農林族の政治家たちが、票と補助金でガッチリつながっている。結局その仕組みがあるせいで、制度が歪んでいる。奴等の企みや、最近の失敗のしわ寄せは農家と国民に来ている。米も高くなるし、現場の人間は疲弊している」

低い声で語る分析に、涼香の心が揺れた。
「やっぱり…そうだったんだ…」と呟く。
「2ちゃんねる…そんなところに真実が書いてあったなんて…」
監護士「2ちゃんねるは真実もあるが、工作・嘘も多い。嘘は嘘であると見抜ける人でないと、2ちゃんねるを使うのは難しい。」
涼香「・・・」
スマホがなく、ファンの声が届かない寂しさは残るが、本や彼からの知識が新たな光となりつつあった。

芸能界のまばゆいスポットライトに照らされていた当時、涼香は真実に気づくことはなかった。
しかし今、薄暗い監禁病棟のどん底の闇にいることで、かすかな真実の灯火が彼女の目に映り始めている。


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