【涼香】53.監禁病棟/日本のオーディション(楓花⑤) 批判の声で溢れてます!

小説

とうとう彼女の小さく張りのある胸が部屋の冷たい空気にさらされ、敏感な肌に鳥肌が立った。

涙が頬を伝い、額に浮かんだ汗と混ざり合った。

スポットライトが彼女の華奢な身体を照らし、肩まで伸びた黒髪が柔らかく揺れる。

彼女の小さな乳房は、決して大きくはないが、完璧な均衡と美しさを湛えていた。

白い肌に光が反射し、控えめな曲線が繊細な影を落とす。

その張りのある形は、力強さと脆弱さを同時に宿し、過剰な豊満さではなく、純粋な美そのものを体現していた。

大きさではない、存在そのものが放つ輝き――彼女の胸は、観衆の目を奪う。

「もう無理」

しかし、彼らは言うことを聞かなかった。それどころか、彼女のブラを引っ張り続け、

無防備な姿をさらけ出すたびに残酷な笑みを浮かべた。

小さな乳輪は淡い桜色で、肌の白さと調和し、過剰な装飾を拒むような簡素な美しさを放つ。

それは、世間の基準で「大きい方が良い」とされる価値観への静かな反逆と捉えるようでもある。

コメント欄が、まるで爆発したかのように動き出す。

視聴者の反応は、感嘆と興奮、批判の嵐となって画面を埋め尽くす。

「これは…美しすぎる! アートだ!」

「小さいとか関係ない! めっちゃ心に刺さる!」

海外からも熱い声が飛び交う。

「Her body is a masterpiece, size doesn’t matter!」 (彼女の身体は傑作だ、大きさなんて関係ない!)

「This is true beauty, I’m in awe!」 (これが本物の美しさだ、感動してる!)。

興奮の声も溢れる。

「うおお、楓花、最高! その胸、めっちゃセクシー!」

「もっと見たい! ガチで推すわ!」

しかし、批判の声も容赦なく上がる。

「ここまでする必要ある? やりすぎだろ!」

「こんなの許すな! けしからん!」

海外からも

「This is too far, it’s exploitation!」 (これはやりすぎ、搾取だろ!)

「She shouldn’t have to do this!」 (彼女はこんなことする必要ない!)

コメント欄は、賞賛と非難、感動と興奮が交錯し、まるで感情の嵐が渦巻く戦場と化す。

彼女は悲鳴を上げながら、ブラジャーを下に引っ張る。それに合わせて男2人もブラジャーを下に下げる。今度は、ブラジャーが下に下がりすぎて、結局彼女の乳房は露出する。

彼女は胃がひっくり返るような感覚を覚えた。

自分に何が起こっているのか信じられなかった。どうしてこんなに残酷な男たちがいるのだろう。

しかし抵抗しながらも、楓花は彼らを止める術がない。

抵抗すればするほど、その反動で楓花の小ぶりの乳房がぷるぷると揺れる。

彼らが全てを終える頃には、ピカピカだった楓花のブラは、布とワイヤーがねじれ使い物にならない状態になっていた。

彼女は腕で体を隠そうとしたが、もう遅い。全て見られた。

田中が声を上げる

「よーしOKだ。楓花ちゃん頑張ったね。これは必要な検査だったんだよ。最近はよく刺青している子がいるからさ。そういう子はうちでは使えないからね。よく頑張った!」

「結果は1週間以内に連絡するよ」と締めくくる。

楓花は胸を隠しながら不安が広がる。

「ここまでされて落ちたらどうしよう…」と頭をよぎり、配信で世界中に見られた恥ずかしい姿の記憶が重くのしかかった。

涙がこぼれ、唇を噛む。

楓花はスタジオを後にした。嗚咽が漏れ、黒髪が顔を隠すように揺れた。

楓花のオーディションが終了した瞬間、スタジオは一瞬の静寂に包まれた。

彼女の小さな乳房は、視聴者の心に焼き付いていた。

だが、その余韻も束の間、配信サイトのコメント欄はまるで火薬庫に火がついたように爆発する。

各国からの反応が、怒りと批判の嵐となって画面を埋め尽くす。

「けしからん! こんな搾取を許すな!」

「日本の芸能界、腐りすぎ! ジャニーの児童虐待、女子アナへの性暴力に続き、これかよ!」

海外からも非難の声が殺到。

「This is disgusting! Japan’s entertainment industry is rotten!」

(これは許せない! 日本の芸能界は腐ってる!)

「Exploiting her like this? Shame on you!」

(彼女をこんな風に搾取するなんて? 恥を知れ!)。

一部の視聴者は涙ながらに訴える。

「楓花の勇気は美しいのに、こんな扱いはひどい…!」

だが、興奮したコメントも混じる。

「いや、めっちゃ興奮しただろ!」

「楓花のぷるぷるおっぱい最高!」

海外からも

「That was bold and hot!」

(大胆でセクシーだった!)と、賛否が交錯する。

次郎が汗だくでモニターをチェックし、慌てて田中に報告する。

「田中さん! コメント欄が…批判の声で溢れてます! 炎上してますよ!」

田中は椅子にふんぞり返り、苛立たしげに舌打ちする。

「うるせーな! 賢者モードかよ! 最後までガッツリ見て興奮してた奴らも山ほどいるくせに!」

彼はモニターを睨み、視聴者数を確認。数字は過去最高を記録していた。

「ふん、批判だろうが何だろうが、数字は上がってる。これが金になるんだよ。」

次郎がオロオロしながら進言する。

「でも、田中さん、このままじゃ…!」

田中は鼻で笑い、腕を組む。

「めんどくせえから、フィクションってことで宣言しとけ! 『同意の上です』とか『このオーディションはフィクションです』とか、テキトーに言い訳しちまえ! ネットのバカどもはすぐ忘れる。」

次郎は目を丸くするが、すぐに頷く。

「かしこまりました!」

彼はマイクを握り、カメラに向かって叫ぶ。

「皆さん! このオーディションはフィクションです! 全て出演者の同意に基づく演出です! どうかご理解ください!」

コメント欄はさらにカオスに。

「フィクション!? ふざけんな!」

「同意とか絶対ウソだろ!」

「楓花、搾取されてるだけじゃん!」

海外からも

「Fiction? That’s a cheap excuse!」

(フィクション? 安っぽい言い訳だ!)

「Don’t lie, this is exploitation!」

(嘘つくな、搾取だろ!)

だが、一部の視聴者は

「フィクションならまぁ…」

と軟化する声も。

田中はモニターを見ながらニヤリと笑う。

「ほらな、騒ぎゃいいってもんじゃねえ。数字さえ取れりゃ、俺の勝ちだ。」

そして子分に次の指示を出す。

「次はもっと過激にいくぞ。次を企画しろ!」

子分が慌ててメモを取る中、コメント欄は依然として荒れ続ける。

「次は何させる気だ!」

「日本の芸能界、終わってる!」

海外からも

「Free women!」

(女性達を解放しろ!)

「This industry needs to change!」

(「この業界、変わるべきだ!」)

だが、田中の目には、数字の乱高下しか映っていなかった。

「騒げ、騒げ。どうせ批判してる野郎ども、次のえっちな配信が始まったら見るんだろ?ケケケケケ」

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