【涼香】6.サバイバル島の試練

小説

涼香はテレビデビュー番組『温泉めぐり紀行』でのポロリ事故に傷つきながらも、CM女王の夢を諦めていない。

「あの屈辱をバネに、絶対テレビで輝く!」

と心に誓うが、SNSではポロリシーンのGIFや悲鳴付きスローモーション動画が無限に拡散され、彼女を嘲笑う声が止まない。

自宅でスマホを握りしめ、涼香は怒りと恥ずかしさに震える。

「なんで…私の夢、こんな笑いものに…」

だが、涙を拭き、冷静な自分が顔を出す。

「このまま引きずってちゃ、イメージは悪くなるだけ。活動を続けて、CM女王に近づくんだ!」

決意を胸に、彼女は次の仕事に備える。

田中からの新たなオファーが届く。

過激なサバイバル番組『極限チャレンジ!美女のサバイバル島』のメインキャストだ。

女性タレントが無人島でサバイバルに挑み、「たくましさとセクシーさ」を競う番組。

涼香は「サバイバル? 私、虫とか苦手なのに…」と不安を抱くが、

田中の「これで一気にスターだよ。CM女王も夢じゃない」との言葉に心が揺れる。

彼を信用しているわけではない。

ポロリ事故の裏に田中の策略を疑いつつ、「今は彼のコネがないとテレビの仕事は…」と、渋々契約書にサインする。

番組の条件は、スポンサーのアウトドアブランド「WildPeak」のステマだ。

「WildPeakのテント、超軽量!」

「このエナジードリンク、ガチで体力回復!」

と、涼香は毎回宣伝を織り交ぜる。

内心、「こんな押し売り…」と違和感が募るが、

「テレビってこういうもの。CM女王へのステップだよね」

と自分を納得させる。

衣装は薄手のTシャツと短すぎるアウトドア用短パンで、動きやすさを名目に肌の露出が多め。

涼香は「これ、動いたらヤバくない?」とスタッフに確認するが、

「大丈夫、映えるよ!」と笑顔で流される。

初回収録当日、涼香は南国の無人島に立つ。

青い海とジャングルに囲まれ、カメラが彼女を捉える。

共演者はモデルやグラドルで、皆が「視聴率を狙うぞ!」と気合い十分。

涼香は緊張で手が震えるが、配信時代の笑顔を思い出し、

「よし、やってやる!」と気合を入れる。

ディレクターが叫ぶ。「よーい、スタート!」

最初のミッションは「川での水汲み対決」。

各タレントがバケツで川から水を汲み、ゴールまで運ぶ。涼香は

「WildPeakのバケツ、めっちゃ使いやすい!」

とステマを滑り込ませ、必死に走る。

視聴者には、彼女の明るいトークと頑張る姿が映し出されるが、チャット欄やXでは早くも反応が。

ファン派:「涼香ちゃん、島でも可愛い!」「WildPeak、涼香推しで買うわw」

ポロリ目当て派:「あの短パン、動いたら見えそう!」「ポロリ2.0期待!w」

批判派:「またステマかよ、WildPeakゴリ押しうぜえ」「涼香、こんな番組で消耗すんな」

純粋派:「涼香ちゃん、頑張ってる姿に感動」「配信の素の涼香が見たいよ…」

川の浅瀬で水を汲む涼香。

だが、田中の仕込みがここで発動する。

スタッフが「自然な流れ」を装い、涼香の近くで水をかき混ぜ、彼女に大量の水をかける。

突然の水しぶきに「きゃあっ!」と悲鳴を上げた涼香は、バランスを崩して尻もちをつく。

短すぎるアウトドア短パンがずり上がり、白いパンツがチラリと露出。

さらに、濡れた白パンツ越しに、黒い影がくっきりと透けて見える。

「やだ、なに!? 撮らないで!」と涼香は慌てて手で隠すが、カメラは容赦なくズームイン。

ディレクターは「これ、最高の画だ!」と興奮。

涼香の悲鳴と透けたパンツの映像は、即座に視聴者の間で爆発的な反応を呼ぶ。

Xでは「#涼香パンツ透け」がトレンド急上昇。

GIFやスローモーション動画が瞬く間に拡散され、

「白パンツやばい! 黒い影、エロすぎ!」

「悲鳴またキターw」

「あの透け具合、神!」

とポロリ目当て派が大狂乱。

ファン派は

「涼香ちゃん、こんな目に…でも頑張ってる!」

と複雑な応援。

批判派は「こんな下品なハプニング、地上波でやるな」「涼香、搾取されてるだろ」と激怒。純粋派は「涼香ちゃん、こんな番組やめて…配信に戻って」と嘆く。

特に、温泉レポートの「黒い影」論争が再燃。

「やっぱ涼香、剛毛派だろ!」

「あの黒い影、絶対毛だよな」

「パイパン説終焉w」

「温泉の黒も毛だったじゃん!」

と、陰毛派の意見が勢いを増す。

一方で、

「いや、サポーターだろ」

「あんな剛毛ならパンツから飛び出るって」

と反論も飛び交い、Xは「#涼香剛毛論争」で祭り状態。

涼香の羞恥は、かつてのポロリ事件が蘇る勢いでネットを席巻する。

涼香は収録を終え、楽屋で震える。濡れた短パンを脱ぎ、タオルを握りしめ、

「また…また笑いものに…なんで私、いつも…」と涙目。

田中の声が響く。

「いいぞ、涼香! これで視聴率爆上げだ! CM女王、近づいたな!」

彼女は田中の脂ぎった笑顔に寒気を覚えるが、反論できない。

「このままじゃ…でも、テレビで目立たなきゃ…」

スマホには、ファンからのDM。

「涼香ちゃん、今日も輝いてたよ!」「素の涼香、配信で待ってる!」

涼香の心は、夢と屈辱の間で揺れる。

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