【涼香】21.番組制作会社中抜物語最終戦。 電マVSブラックホール! どっちのマッサージ機かな?

小説

「どっちのマッサージ機かな?」

涼香は答えたくても、喘ぎ声しか出せず、意識が揺らぐ。

身体は耐えきれず、ガクッと床に転がる。

司会者が笑う。

「そんなに気持ちいいのかこのマッサージ!」

テレビは変わらず涼香の顔だけを映す。

SNSがさらに燃える。

「電マ確定だろ!」

「この喘ぎ、ヤバすぎ!」

ブブブ…ブブブ…。振動は容赦なく続く。

一瞬、電マが止まったかと思う刹那、

男性スタッフが涼香のスカートをめくり、股を広げる。

パンツが濡れている。

怖くてお漏らししたのか、

気持ちよくて愛液が流れたのか、

濡れた染みが広がる。

テレビには顔しか映らないが、スタジオのスタッフや出演者には丸見え。

しかし、誰一人として言及しない。

直接パンツに電マが押し当てられる。

ブブブゥゥ…! 「んあああっ…!」

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テレビ画面に映るのは、涼香の顔——黒いアイマスクで目元は隠され、視聴者の視線は彼女の震える唇、汗ばむ額、乱れる呼吸に吸い寄せられる。画面の外、スタジオのどこかで、電マが彼女の股間に触れている——誰も確かめられないが、視聴者のほとんどがそう信じて疑わない。涼香の股間、その秘匿された領域を巡る「ブラックホール仮説」が、今、物理的な現実と激しくぶつかり合っている。

これまで、涼香の股間は視聴者の間で無限議論の領域だった。「ブラックホール仮説」とも名付けられたそのイメージは、股間の論者たちがSNSや掲示板で熱く語り合う聖域だ。「あの股間はあらゆるものを吸い込む重力を持つ」「パイパンならその輝きが光さえ飲み込むし、剛毛ならその密度が無敵の吸引力を生む」と、冗談とも本気ともつかない議論が飛び交ってきた。

彼らが見たことのないその場所は、彼らの妄想の中で、宇宙的な重力と秘匿性を帯びた神秘の象徴に祭り上げられていた。涼香自身は、股間の論者たちがこんな熱狂に取り憑かれているなんて知る由もない。彼女はただそこにいる、普通の女性として。

だが今、画面の向こうで(多くの視聴者が確信するところでは)、電マがその股間の神秘に挑んでいる。機械的な振動が、涼香の身体を容赦なく震わせ、彼女の唇から漏れる微かな吐息、首筋に滲む汗、かすかに震える顎——それらが、視聴者に冷徹な事実を突きつける。ブラックホール? 重力? 吸引力? そんなものは存在しない。そこにあるのは、ただの女性器だ。電マの無機質なリズムは、股間の神秘を神話の領域から引きずり下ろし、物理的に反応する肉体を剥き出しにする。視聴者の胸は、興奮と衝撃で高鳴る。「やっぱり、ただの女の身体だったんだ」と、涼香の汗や乱れた呼吸に、生々しい魅力を感じる者も多い。

股間の論者たちは、しかし、動揺しながらもどこか納得している。SNSにはこんな投稿が溢れる。「ブラックホールの重力も電マには勝てなかったか」「パイパンだろうが剛毛だろうが、結局は女性器だよな」と、半ば笑いながら、半ば感嘆しながら呟く。電マの振動が、涼香の股間を「吸い込む聖域」ではなく、物理的な刺激に震える肉体の一部だと暴いた瞬間、視聴者は彼女の股間がただの人間のものだと直面する。だが、その現実が、なぜか涼香の股間を余計に鮮烈に意識させる。神秘は砕け、秘匿された領域はただの女性器に還元された——なのに、視聴者の心は、彼女の震える唇や汗ばむ肌に、強く惹きつけられている。

涼香自身は、アイマスクの向こうで何を感じているのか、視聴者にはわからない。彼女の股間に電マが当たっているのか、確証はない。映るのは、目元を隠した顔だけ。だが、彼女の微かに開く唇、漏れる吐息、汗で光る額が、視聴者の想像を掻き立てる。

股間の神秘は、電マの物理的な力に屈した。ブラックホール仮説は、少なくとも今夜、電マという物理攻撃に膝を屈したのだ。

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ブブブゥゥ…! 「んあああっ…!」

涼香の声は甲高く、スタジオを突き抜ける。

「あっ…あっ…んんっ…!」

喘ぎ声が止まらず、身体がビクビクと反応。

SNSが最高潮。

「電マ直撃だろ!」

「涼香、完全アウト!」

「#涼香電マKO」

否定派は少数。

「疲れで倒れただけだろ…?」

突然、涼香の絶叫のような喘ぎ。

「ああああっ…!」

何度か激しく痙攣し、動かなくなる。

司会者が笑いを交えて。「あら? 寝ちゃったみたいですね。そんなに気持ち良かったのかな。まあ万博出張からの帰りで、かなりお疲れだったのかもしれません!」

SE音で拍手が響くが、虚しさだけが残る。

ベテランの女子アナがそっと近づき、倒れた涼香に優しく声をかける。

「大変だったね。しばらく休もうね。」

涼香は反応せず、ただ倒れたまま。ベテランの女子アナの言葉は、テレビ業界の隠蔽を匂わせる。

田中は楽屋でニヤリ。「視聴率、神! 制作会社、ナイス!」

涼香の心は放心状態。「何…これ…」 アイマスク越しに見えない恐怖、2つの電マの振動、万博の疲弊が重なり、意識が朦朧。

関係の悪い彩乃が自身のSNSに投稿。

「これでCM女王??無理!w」

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