【涼香】24.価格暴騰!令和の米騒動!えっ!?日本のお米が、セクシーに!?

小説

田んぼの泥に膝まで浸かり、涼香は苗を植える。白いシャツとスカート、ノーパンノーブラのまま。

新たに就任したセクシー大臣が、テレビで会見を開いて米騒動について語る。

「えー、私は、お米を、買ったことが!あります!!」

握り拳を振り上げ、自信満々のドヤ顔。視聴者は呆れ、SNSは「何だこの大臣w」「米買った自慢?」とツッコミで溢れる。

だが、涼香は田んぼでそんな会見を知らない。

カメラが彼女を追い、彼女は老婆の言葉に感化され、純粋に苗を植える。

「今のお米の値段は、決して高いとは思えませんね」

と、プロパガンダを無自覚に口にする涼香。

SNSは「涼香、JAの操り人形か?」「比較対象おかしいだろ」「食パンやうどんと比べろ!」と炎上。

彼女はかがんで田植えをし、透け乳首を目立たせないよう慎重に姿勢を低く保つ。

突然、遠くから声が響く。

「涼香ー!」

振り返ると、そこには彩乃。

艶髪が風になびき、パステルピンクのワンピースが汚れ一つなく輝く。透明感のある肌、計算されたナチュラルメイク、優雅な仕草。完璧な商品イメージの化身だ。涼香は一瞬、目を奪われる。「彩乃…なんでここに?」

「応援しに来たのよ!」 彩乃は柔らかく微笑むが、手にはWildpeakのスポーツドリンク。

涼香の胸がざわつく。あのドリンク…涼香が無人島ロケで持っていた案件だ。だが、涼香の「トイレイメージ」が黄色いドリンクとおしっこを連想させ、案件が彩乃に移ってしまったのだ。彩乃はボトルをチラつかせ、微かに見下すような視線。「涼香、頑張ってるね。泥だらけで…大変そう。」

涼香は呆然と立ち止まる。「私の案件…あいつに取られた…」 あまりの衝撃に、かがんで透けるのを隠すことを忘れ、背筋を伸ばしてしまう。太陽の光が白いシャツを透かし、敏感な乳首がくっきり浮かぶ。

「涼香、透けてる!」 彩乃が大声で指摘。涼香は小さく悲鳴を上げ、慌てて腕で胸を隠す。だが、カメラはすでにバッチリ捉えている。SNSが瞬時に爆発。「涼香、透けた!」「ノーブラ確定!」「ノーパンもバレバレ」「股間も映せ!」「彩乃の指摘エグいw」

涼香の顔が真っ赤になる。負けたくない! 彩乃の綺麗なワンピース、透けない美しさ、優雅な仕草。対して、涼香は泥だらけ、ノーパンノーブラ、透け乳首の危機。案件まで奪われた恥辱。心の中で叫ぶ。負けたくない! 彩乃は「仕事あるから、バイバイ!」と手を振り、東京へ帰る。応援と言いつつ、マウントとWildpeakのステマが目的だった。

涼香は唇を噛む。胸の奥の熱が、彼女を突き動かす。

老婆が声をかける。「涼香ちゃん、だいぶ汚れたなあ。風呂に入っておいで。」

涼香は目を瞬く。「お風呂?」

「風呂の喧伝をしてほしいんじゃ。」

「??」 涼香は首をかしげる。喧伝って何?

スタッフが割って入る。「涼香、前にも温泉リポーターしてただろ? 頼んだ、脱げ。」

涼香の頭が真っ白になる。風呂? 脱ぐ? 透け乳首がバレたばかりなのに? SNSの過熱、彩乃のマウント、プロパガンダの渦中。涼香の商品イメージはさらに危うくなる。だが、彼女は知らない。セクシー珍事郎大臣の「米を買った!」会見は、何の意味もない茶番だと。彼女はただ、老婆の笑顔とカメラのレンズを見つめる。次の戦場は、風呂だ。

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