涼香はそこそこ人気のライブ配信者だった。
彼女の明るい笑顔と飾らないトークが、いつも視聴者を引きつけていた。
この日、彼女は街の賑やかな商店街で野外配信を行っていた。
カメラを手に、色とりどりの店や行き交う人々を映しながら、チャット欄は
「涼香ちゃん、今日も可愛い!」
「このお店気になる!」
と盛り上がっていた。
だが、配信を始めて1時間ほど経った頃、涼香の表情に微かな曇りが生じた。
膀胱が圧迫感を訴え始めていたのだ。
「うーん、ちょっとトイレ行きたいかも」
と呟くと、チャット欄には
「我慢してw」
「近くにコンビニあるよ!」
と軽いノリのコメントが並んだ。涼香は笑顔を保ちつつ、近くの商業施設を目指した。
ところが、トイレに着くと長蛇の列。
どうやら近くでイベントがあったらしく、女性用トイレは特に混雑していた。
「うそ、こんなに並んでるの…?」と焦りが募る。
配信中のカメラを一旦下に向け、視聴者には
「ちょっとトイレ待ちね!」
と明るく伝えたが、内心は冷や汗ものだった。膀胱の圧迫感はどんどん強まり、足をモジモジさせるのがやっとだった。
「もうダメ…このままじゃ配信中にやばいことになる…」
と涼香は決断した。カメラをオフにし、
「ちょっと電池切れそうだから一旦切るね!」
と視聴者に告げて配信を中断。急いで周囲を見回すと、商店街の脇にひっそりと伸びる細い路地を見つけた。
人通りはなく、薄暗い街灯がポツンと光っているだけ。彼女は意を決してその路地に滑り込んだ。
路地の奥、ゴミ箱の陰に身を隠すようにしゃがみ込む。
スカートの裾をたくし上げ、下着を下ろすと、緊張と羞恥で心臓がバクバクした。
「こんなところで…私、何やってるんだろ」
と一瞬思うも、膀胱の限界はそんな感傷を許さなかった。
次の瞬間、ジョロジョロという音とともに、温かい液体が地面に広がった。あまりの解放感に、涼香は思わず「はぁ…」と吐息を漏らした。

そして…
コメント